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来季はライト岡林、センター大島、レフト石川昂!? 新しいドラゴンズの外野陣を考えてみた

文春野球コラム ペナントレース2021

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積極的にコンバートを!

 ドラゴンズも変化を恐れず、積極的にコンバートを行っていくべきでしょう。打力が足りないとずっと言われていますが、いい選手はたくさんいるんです! もちろん、外国人の大砲補強も待ち望んでいます。でも、お金をかけずに強くなるなら、ベンチで余っている選手を作らないことが一番だと思います。

 選手にとっても、コンバートはマイナスにはならないと思います。むしろ、いろいろなポジションを経験したほうが、視野も広がるし、考え方も変わって、野球脳がグッと上がるのではないでしょうか。僕は小中高と野球をプレーする中で全ポジションを経験していますが、やっぱり他の野手の動きが全部わかっているのはすごく大事なんですね。ショートをやっていればセカンドの動きを知ることは大事ですし、中継プレーでも他のポジションでの経験が活きました。目で見なくても野手の動きが想像できることが大切なんですよね。走塁にも活きてくると思います。

 何より、選手はベンチにいるより試合に出たいはずなんです! 「俺はサードじゃなければ出ないよ」なんて言う選手はめったにいないはずなんですよね(笑)。

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 僕が子どもの頃のドラゴンズは、森野将彦さんがレフトを守ったり、センターを守ったりしながら、やがてサードのレギュラーを奪いました。打てる選手なら、空いているポジションで起用すればいいと思います。今、両翼は空いているわけですから。来季は外野に新しい名前が2つ入ってほしいです。

 来季はライト岡林くん、センター大島さん、レフト石川昂弥くんという布陣が見てみたい! レフトに新人のブライト健太選手が入ってもいいですね。実はドラフトの結果もまだわかっていないのですが、入団したことにしちゃいましょう(その後、無事に指名権獲得)。そのときは昂弥くんはセカンドで! このメンバーがスタメンなら、負けても僕は文句ありません(笑)。岡林くんが大島さんをレフトに追いやってもいいですし、いつかブライト選手が岡林くんからセンターを奪ってもいい。そういう競争が見てみたいです。

 今、ドラゴンズは新たな一歩を踏み出したと思います。これを書いている時点では、まだ新監督のこともわかりませんが、新たな視点で、新たな選手の、新たな可能性を見出せる人が必要なんだと思います。新しいドラゴンズが見たいですし、新しいドラゴンズが見えなければダメだと思います!

 

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