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《隠れたブーム》キワどい格好でなぜかピアノ、料理、キャンプを… “谷間系”YouTuberが語る「やりがい」と「限界」

《隠れたブーム》キワどい格好でなぜかピアノ、料理、キャンプを… “谷間系”YouTuberが語る「やりがい」と「限界」

2021/10/12
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ある日突然動画が“バズった”

 動画制作に関してはまったくゼロから始めたという。

「参考にしているYouTuberさんの動画を観ながら、見よう見まねの手探り状態で制作していきました。家事をしながら空いている時間に撮影・編集・サムネ作成・アップロードになるので、1本作成するのに今もかなりの時間を要してます。

 最初に動画をアップしたときはドキドキしましたが、すぐには反響がないんですよ。視聴者数も100とか200とか上がっていくんですけど、これが多いのか少ないのかも分からなくて。でも、とにかく続けることが大事ということだったので、動画制作は続けていきました」

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 この時点ではYouTubeで稼ごう、という気持ちはなく、ちょっとした秘密の趣味のような気持ちで動画をアップし続けていたという。そんな動画が、ある日突然“バズった”

「一般の方で私の動画を観てくださってる方が感想をつぶやいたTwitterが話題になって、そこから登録者が3日で5万人増えたんです。当時は、私もTwitterはしていなかったので、最初はなんでいきなり増えたのかわからなくて……。こんなに反響があった、という嬉しかった反面、ある日突然状況が変わるというネットの怖さも知りました」

 

視聴者の要望に応えていくのは難しい状況

 ファンが増えると、コメントなどで何が求められているかがわかってくるので、動画の方向性もよりセクシーになっていったという。

「やっぱり男性の視聴者の方がほとんどで、データ的には30~50歳代の男性がメインですね。コメントで『癒される』や『ママの仕草が好き』などと言っていただけると、とても励みになります。

 ただ、いわゆるアンチの方もいて『気持ち悪い』というコメントがついたり、既婚者だということは公にしているので、『夫がいてこんなことしてるなんて、恥ずかしくないですか?』などと言われることもあります。気にしないようにしていますが、やっぱり読むと落ち込んでしまうのでなるべく見ないようにしています。

 少ないですが女性視聴者もいて、私と同じように胸が大きくて悩んでいる方から『堂々としてる姿が素敵』とか『ケアの仕方を教えて欲しい』などのコメントをいただくこともあります」

 ただ、視聴者の要望に応えていくのは難しい状況だという。

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