昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「女の幸せは人に好かれるかどうかで決まる」自由奔放な母が結婚を繰り返した結果…

顔、お金、学歴…相手の条件を変え続けたら娘の父親が3人に!?

2021/10/19

source : 文春コミック

genre : エンタメ, 読書, 映画

 10月29日(金)に永野芽郁さん主演で映画公開が決まっている、瀬尾まいこさんの小説『そして、バトンは渡された』。映画、小説ともに注目を集めているが、小説のコミカライズ版が本日発売された。作画を手がけるのは『ひとりぼっちで恋をしてみた』(講談社)などを手がける漫画家・田川とまたさん。

 

 マンガ家の田川さんはインタビューで「原作を読んだときに“自分の好きな会話劇が描けるな”と第一印象で感じました。原作は瀬尾さんが生み出したキャラクターの生き生きとしたやりとりが魅力です。なのでこの漫画版では、優子ちゃんや森宮さんのキャラクターをお借りして、自分なりの会話劇を表現しました。もう一つの「バトン」の物語として楽しんでもらえたら幸いです」と語った。

 コミカライズ版では小説と異なる展開も多く、特に優子の継母である「梨花」のフットワークの軽さに注目だ。

血の繋がらない父親「森宮さん」と一緒に暮らす優子

 高校3年生の森宮優子は、これまでの人生で3回も名字が変わっている。生まれた時は「水戸」、その後「田中」「泉ヶ原」を経て、現在は「森宮」姓を名乗っている。

『そして、バトンは渡された』より ©文藝春秋

 彼女は家庭の事情で「バトン」のように様々な親の間を渡り歩き、今は血の繋がらない父親・森宮さんと2人で生活をしている。

『そして、バトンは渡された』より ©文藝春秋

母親のいない優子の前に現れたのは…

 小さい頃は血の繋がった父親と暮らしていた優子。幼いながらも「なぜ自分には母親がいないのか」を薄々感じていた優子は、ある日、父親から「お母さんは交通事故で死んでしまった」と聞かされる。

『そして、バトンは渡された』より ©文藝春秋

 小学2年生になり、優子の前に現れた「梨花さん」。突然やってきた朗らかで優しい年上の女性に、優子はすっかり懐く。

『そして、バトンは渡された』より ©文藝春秋

 その後まもなく、梨花は優子の父親と再婚。優子の母親になった梨花は「8歳だった頃の生活をもう一回体験できるなんて最高」と、優子を可愛がる。

『そして、バトンは渡された』より ©文藝春秋

 けれど、3人の暮らしは長くは続かなかった。