文春オンライン
赤道直下の島が雪まみれ、木々に埋もれる大都会…「え、こんなこと出来るの!?」プロの目で見たPhotoshop“ナゾの新機能”

赤道直下の島が雪まみれ、木々に埋もれる大都会…「え、こんなこと出来るの!?」プロの目で見たPhotoshop“ナゾの新機能”

2021/11/01
note

悪ノリを終えて、ちょっと落ち着いて触ってみる

 さてここまで色々と悪ノリして遊んでみたが、さすがに出たばかりのベータ版で、変な合成跡が目立つことも多いし、ベースに使う写真によっては全然、面白くないものも多かった。

さすがに「ベータ版」なので、奇妙な合成跡が目立つこともある
ベースに使う写真に結果が左右されることも多い。特にアップ気味の写真では、違和感が強い

 自然と人工物が適度に混じり合った風景や、長い歴史を感じる建造物の写真をベースにすると、風景ミキサーの効果が半減してしまうようなので、ビフォーアフターのギャップを楽しむ時には最初の写真選びも重要だ。

ドイツ・ミュンスター近郊の美しいお城は、
緑に覆われても、
氷雪に閉ざされても、全く違和感なく美しいまま。空模様も微調整されてるところにAdobe社の実力を感じる

 ただ撮影時の景色をベースに、違和感なく環境や季節、時間帯を変えるという意味で、風景ミキサーの本来の使い方はこれが正解なのかな。

ADVERTISEMENT

 合成時に稚拙なバグやノイズ的なものが出ることも多いが、これは開発が進めば問題は無くなるだろうし、今後のフォトショに正式採用されたものがどうなるか、非常に楽しみでもある。