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赤道直下の島が雪まみれ、木々に埋もれる大都会…「え、こんなこと出来るの!?」プロの目で見たPhotoshop“ナゾの新機能”

2021/11/01

 多くのプロカメラマンが使用する画像処理ソフトPhotoshop(=通称フォトショ)。価格は高価だが、その実力は折り紙付きで、私も写真助手時代を含めれば、もう25年以上お世話になっている。

 そのフォトショが、ここ最近のSNS上で話題になっていると聞き調べてみたら、どうやらこの10月26日に発表されたアップデートの新機能「風景ミキサー」が面白いらしい。ということで、早速私もアップデートして、試してみた。

10月26日にアップデートされたPhotoshop。こんな感じで写真をガラッと変化させる加工ができるようになったのだとか。ナゾの新機能「風景ミキサー」をプロのカメラマンが触ってみた

「風景ミキサー」って何?

 今回のフォトショのアップデートでは、もちろん様々な新機能が加えられているが、私の目当てはただひとつ、話題の風景ミキサー。どうやらこの機能は、ベースとなる画像に様々な効果をかける「フィルター」に新しく加えられたものらしく、まだまだベータ版でAdobe社では開発段階のようだ。

アップデートされたフォトショの画面
「フィルター」に新しく加えられたベータ版の新しい機能が「風景ミキサー」だ

 ではその風景ミキサーとは具体的にどのような機能なのか? Adobe社の説明によれば、ミキサーの名の通り

・2つの風景写真をAIが違和感なく組み合わせ、
・さらにカラーやコントラストの調整を加え、写真の時間帯や季節を変化させて、
・クリエイターが思い描く全く新しい景観を作ることができるというもの

 ……らしい。しかもその加工はAI任せのために非常に簡単なのだとか。そんな機能が実在すれば世のカメラマンは大変助かるが、本当なのか?

まずは試してみた。

 半信半疑で、まずは手近にあった、北海道は知床で撮影した知床五湖の写真に、Adobe社が用意したプリセット画像のひとつをミックスしてみた。

まずは北海道・知床で撮影した知床五湖の写真を使う
知床が「熱帯」に!

 すると、初夏とはいえ肌寒い北の大地の緑まばらな景色が、熱帯の如く緑モリモリに変わったではないか!