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下手な者はユニホームを脱いでもらわないと

「目を見張ったのは徹底したプロ意識。最高のパフォーマンスを見せるための努力を怠らない。体調管理は万全で、試合後に他の選手が帰ってからも入念にクールダウンしていた。スランプの時はいち早く球場入りし、人目につかない時間帯に特打ちを繰り返していた」

 確かに、新庄の発言からは、熾烈なプロの世界を生き抜いた“鬼の素顔”が垣間見える。就任会見翌日の取材対応でも、サラリとこう言ってのけた。

 

「実力の世界なので、下手な者はユニホームを脱いでもらわないと。グラウンドに立つ前の準備や、夜、人が寝ている時に練習すればいいだけのこと」

 沖縄の秋季キャンプを視察した後も、自身のツイッターにこう投稿する。

〈これから徐々に足が前に上がらないくらいの走り込みをさせて行くばい 楽しく。〉(11月8日)

 

懸念は「もうやり切った!」と1年で辞めてしまわないか

 現在、チームは3年連続Bクラスと低迷中。スポーツ紙記者が語る。

「実際の選手起用は、シビアな実力主義になるのではないかと話題になっています。戦術面では、ヒットを打たなくても点の取れる面白さを見せたいと」

 新庄は昨年、移住先のバリ島から帰国。トライアウトに挑戦するなど、球界復帰を見据えていたフシがある。前出の三沢氏が明かす。

「今年4月、新庄が『恩返しをしたい』と、長野の独立リーグの始球式に無報酬で来てくれた。一緒に試合を見ていたら『あの子は足が速いでしょ。あと一歩半、リードを広げれば、盗塁は倍増しますよ』とか、一人ひとりの持ち味を的確に見抜くんです。日ハムでコーチをやったらどうだと勧めたほどでした」

現役時も札幌を大いに沸かせた

 まさかの監督に就任した新庄は、23年オープンの新球場の“顔”としても期待される。だが、球団が望んだ複数年契約を蹴って、1年1億円の単年契約を結んだため、懸念は「『もうやり切った!』と、1年で辞めてしまわないかだけ」(球団関係者)だという。

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