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20歳の紀宮さまは「皇族としての務めをいっそう大切に」煌めくティアラを愛子さまが“借用”…《お忍びジーンズ姿のサーヤ秘蔵ショット》

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愛子さまと同じ学習院大文学部だった紀宮さま

 愛子さまと同じく学習院大学文学部2年だった当時の紀宮さまは、国文学を学びながら、ご友人ら約20人と自然観察のサークル「ラビ」を結成。サークルの代表を務め、キャンパス内や赤坂御用地のほか、春休みには高尾山でバードウォッチングを楽しまれた。

愛子さま ©JMPA

紀宮さまの“カルガモウォッチング”

 皇居に近い、千代田区大手町の三井物産旧本社ビル敷地内の人工池では1983年からカルガモのヒナが誕生し、90年代前半まで熱狂が続いた。内堀通りを渡る皇居のお堀までの“引っ越し”は毎年恒例となった。

紀宮さま、引っ越し前に8分間のカルガモウォッチング(「文藝春秋」1989年8月号) ©文藝春秋

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 1989年夏、時間は昼休みの混雑が終わった、ちょうど13時。洗いざらしのライトブルーのジーンズに白のミドルヒール。ブルーのタンクトップの上に、下をおへそのあたりで結んだ白い半袖のシャツを着た、メガネをかけた女性がやってきた。実は紀宮さまが“カルガモウォッチング”のためにお忍びで足を運ばれたのだ。残念ながら子ガモたちは昼寝で姿を見せなかったこともあって、13時8分にはお帰りになった。