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「"加害者”に反省してほしい」学校側へ届かなかった訴えに母の涙 今も見えない真相…旭川市中2いじめ疑い

source : 提携メディア

genre : ニュース, 社会, 教育

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母親が用意した誕生日ケーキ

川で自殺未遂…母が見た娘の姿

(Q.爽彩さんが川に入り、自殺を図った時の状況は)
家にいる時に学校から電話があって『助けてください、死にたいと言っている。川に来てください。僕たち(教師)は向かっているので来てください』と。到着した時は娘は川の中にいて、隣に女子生徒が一人いて、柵の上から私は見たんですが、そこには10人以上の生徒がいる感じでした

(Q.どう感じましたか)
何があったのか本当にわからなかったので助けに行こうと思ったんですが、学校の先生から危ないからそこで待っていて下さいと止められました。状況を周りにいた子どもから聞きました

(Q.子どもはどんな話をしましたか)
みんな『仲のいい友達です』とか、『親友です』と。何があったのか聞くと、『ふざけてちゃかしたら怒って川に入った。怒ってパニックを起こした』と。そんなことでパニックを起こすことはないんだけれど、他に何かなかった?と言ったときには離れて行ってしまったんです

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(Q.爽彩さんの様子は)
川から引き上げられたあともパニック状態というか、『死にたい、死なせて下さい』などと言う状態になっていました

(Q.学校の対応は)
川に飛び込んだあとはその日の夜に携帯電話の中をみて、いま報道されているような内容が出てきたので学校にも警察にも言いました。学校はSNSのやりとりを見て、いじめという言葉はありませんでしたが、『それを調査します』と報告されました

広瀬さんが飛び込んだ川
旭川市教育委員会
真相究明を願う母親
広瀬爽彩さん(提供:遺族)
「"加害者”に反省してほしい」学校側へ届かなかった訴えに母の涙 今も見えない真相…旭川市中2いじめ疑い

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