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「A氏が裁判の争点としたのは、主に2点。ひとつは熊田とB氏との『不貞』関係によって受けた精神的被害への賠償として二人に550万円の支払いを求めています。これに加え、熊田に対しては、自身が逮捕されることとなった事件について、熊田が所属事務所を通じて『虚偽の説明をマスコミを使って大々的に公表した』と主張。熊田の行為が、『名誉毀損及びプライバシー侵害』に当たるとして330万円の支払いも求めている。

 22日の1回目の口頭弁論では、原告と被告が互いに準備書面を出し合うのみで終わりました。ただ、この口頭弁論に向けて被告側の熊田側とB氏側が出した答弁書には食い違う部分も出てきているんです。被告の二人には早くも足並みの乱れが出てきているようですね」(事情を知る関係者)

幸せそうに微笑む熊田曜子

 15ページにわたる訴状には、熊田とB氏の「不貞」についてA氏が確信を得るに至った経緯が記されている。さらには、二人の関係によって受けたA氏の「精神的な損害」についても言及があり、冒頭の一節はその一部だ。「10年以上にわたり不貞を継続してきた」とする記述は、A氏が熊田とB氏との疑わしい関係が長きにわたって続いてきたことを示唆している。

 熊田とA氏が結婚したのは2012年4月。つまり、A氏は熊田とB氏の関係が結婚前から続いていたのではないか、という疑念を持っているようだ。

訴状にほとばしる熊田への「強い不信感」

「訴状で触れている『録音』とは、A氏が熊田の不貞行為を明らかにするために行った、自宅でのスマートフォンによる録音を指しています。A氏は録音を仕掛ける前日に浮気について熊田を問い詰めており、自身が留守中の自宅の様子を密かに録音していた。そこで、熊田が自身の浮気の隠蔽を知人に相談するかのようなやり取りがあったと主張しているのです」(同前)

熊田曜子

 訴状には、《当然のことながら、原告Aは、被告曜子と被告Bの不貞については一切知らないままに、被告曜子と婚姻し、そして、10年間、被告曜子との婚姻生活を送ってきた》ともある。A氏は結婚生活を《まやかし》と断じた上で、《被告曜子が自らと婚姻したいと言ったこと自体が完全な嘘であったとしか思えない》とさえ述べており、これらの記述からは熊田に抱く不信感の強さがうかがえる。