「父親のバーターでkoki,が主役に?」
「木村は、東映の70周年記念として製作される時代劇映画で織田信長役を演じるんです。木村が東映映画に出演するのはこれが初めてですから、東映は相当気合いが入っているでしょうね。そんなこともあり『父親のバーターでkoki,が主役に起用されたのでは?』とも言われている。
それにホラー映画なら、仮にコケても主演にその責任が向かうことは少ない。比較的ハイリターンローリスクのいい選択ですよ」(同前)
静香の存在感はクランクイン前から現場で際立っていた。6月18日、東映撮影所でPCR検査と撮影前のお祓いが行われた。キャストやスタッフ含め約40名が集まったが、Koki,の傍らには静香が映画スタッフの一員のように佇んでいた。
「実際のKoki,さんはインスタなどで見るまんま、スラっとしていて綺麗でした。全員が集まったところでまず清水監督が挨拶し、その後にKoki,さんも前へ出て『これから頑張ります。よろしくお願いします』といった簡単な挨拶をしていましたが、少し緊張しているように見えました。
新人女優に“大御所待遇”「粗相があってはいけない」
印象的だったのが、Koki,さんをADなどスタッフ2、3人が次に行く部屋などへ丁重に案内していたことです。大御所や大スターならまだしも、初主演の新人女優に普通はそんな対応はしません。静香さんの目も光っていますし、やっぱり粗相があってはいけない、という配慮なんでしょうか(笑)。PCR検査と顔合わせを終えたKoki,さんは、静香さんが運転する大きな車で帰宅されていきました」(前出の芸能プロ関係者)
そうしてKoki,がクランクインしたのは6月末頃。ロケが行われたのは、富山県に実在する廃業したホテルで、北陸最恐の心霊スポットとして有名な「坪野鉱泉」。撮影は、想像以上の過酷さだったという。
「6月末ともなればすでに暑かったですし、撮影は早朝から夜までの長時間にわたりました。廃墟の建物内は薄暗く、荒れ果てていて虫もたくさんいた。Koki,さんにとっても、初めての撮影であの環境は相当、辛かったんじゃないでしょうか。それでも疲れた顔は終始見せていませんでした。タフだなと感心しました」(撮影スタッフ)