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細身の若い彼女をタワマンに住まわせていた

 昼は日本のインフラの研究、夜はAV制作に没頭する二重生活。山下は家族と住む家とは別に、東京の下町にあるタワマンの29階、3LDKで家賃25万円の部屋を借りていた。

 山下のAVに出演した冒頭の女性が振り返る。

「部屋には生活感が全くなく、ベッドの周りにカメラや照明の機材がポツポツと置かれているだけでした。彼は背が低くて小太り。地味なTシャツ姿で腕時計とか指輪もつけず、どこにでもいるおじさんでしたね」

 山下はこう自己紹介した。

「日中は筑波大学で教授をしているんだ。家族は茨城に住んでいて、本業と副業で茨城と東京を行き来しているから忙しいんだよ」

 女性はその部屋に黒髪ショートで色白、細身の若い女性がいたことに驚いた。

 山下は「僕の彼女。ここに住まわせて、撮影や編集を手伝ってもらっているんだ」と紹介。さらに「家族には存在を隠していて、彼女にも家族はいないと説明している」と明かした。

警察の本丸は「FC2」本体の摘発

 女性が山下の印象を語る。

「撮影は私にいろいろ質問やお願いをして、それに応じるという流れでした。撮影中は優しいけど、カメラが止まると手伝っている彼女に罵声を浴びせたりしていて、裏表がある人だと思いましたね。セックス自体は決して上手くなかった」

 山下が利用していたFC2は、過去にもわいせつ動画販売や著作権法違反が問題視され、2015年には運営会社社長らが公然わいせつの疑いで逮捕された。

「今回は山下以外にも海上自衛官や映像会社社長など計7人がわいせつ動画の販売で逮捕されている。これはいわば見せしめで、警察の本丸はFC2本体の摘発です」(前出・記者)

多数の同人AVが売られている「FC2」

 山下は「映像を粗くしてアップロードしたので、わいせつの認識はなかった」と容疑を否認。だが、周囲にボカしていた二重生活の実態は鮮明になった。

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