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《内閣官房参与辞任》石原伸晃の「ナマポ発言」、高木毅の「パンツ泥棒」…岸田人事がほじくり返した“過去”とは?

2021/12/14
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 甘利氏のあとに幹事長に就任した茂木敏充氏は写真週刊誌に「茂木氏にキレられないために官僚が作成していたマニュアル」を暴露された。これは2年前にも週刊誌に報道されていたネタだった。茂木氏は過去を掘り起こされて恥をかいたのである。

高木毅には「下着ドロボー」の過去

 さらに国会対策委員長に起用された高木毅氏は過去の「下着ドロボー」報道があらためて注目された。そして直近で過去をほじくり返されたのが石原伸晃氏ということになる。なんだこの流れは。

 念のために岸田首相の言葉を振り返ってみたら今回の石原伸晃起用についての説明がすごかった。

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「政治を動かす意味でも、大変大きいものがあると判断した」

「岸田ノート」を掲げる岸田文雄(左)と石原伸晃 ©aflo

 ああ、たしかに動かしてしまった。伸晃天動説と連動して伸晃にトドメを刺してしまった。これは意図的なのか、天然なのか。

 これはつまり「決めたことがひっくり返ることが多い。こういうことが続くと支持率が下がりかねない」(自民党関係者・毎日新聞12月11日)ということでもある。13日には10万円給付について「現金で年内一括給付も選択肢」との方針転換を言いだした。

 政治を動かすって、いろいろひっくり返ってドタバタすること?

 岸田デスノートというかあの青いノート、もう使わないほうが良いのでは。

《内閣官房参与辞任》石原伸晃の「ナマポ発言」、高木毅の「パンツ泥棒」…岸田人事がほじくり返した“過去”とは?

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