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《女子高生誘拐死亡事件の真相》「薬でラリってて…」被害者と加害者が出会った“病んだ若者”が集まる「オーバードーズの会」の実態とは

genre : ニュース, 社会

「篠原さんは今年6月くらいに万引きをして、店のスタッフが注意をしています。その時は冷やし中華を万引きしていました。しかし、別の日も含めて防犯カメラを確認したら過去に2回ほど弁当類のお金を払っていなかったことが分かりました。警察には連絡せずに厳しく注意して出入り禁止ということになったのですが、彼女が語った謝罪の言葉が、今も忘れられません」

 12月12日、滋賀県守山市内のアパートで京都市伏見区に住む篠原聖奈さん(19)が遺体で発見された。冒頭の万引き事件が起きたのは事件から6カ月前。篠原さんの自宅近くにあるコンビニの店員は、彼女の名前と顔を克明に記憶していた。そして、その際、彼女が語った言葉は耳を疑うものだったという――。

遺体が見つかったアパート ©文藝春秋

 

 社会部記者が今回の事件について解説する。

「朝起きたらいない。廊下に倒れていた」

「12日の午前、『呼吸や意識がない人が倒れている』という119番通報があり、消防と警察が駆け付けたところ、アパート室内の廊下で死亡している篠原さんが発見されました。滋賀県警は、このアパートの住人である無職の入江公史郎容疑者(38)と、岐阜県関市に住む無職の金城え夢容疑者(21)を、未成年者誘拐の疑いで逮捕。金城容疑者は、『朝起きたらいないので捜したら廊下に倒れていた』と供述しているようです」

篠原さん(知人提供)

 調べによると、金城容疑者は12月11日15時45分頃、篠原さんを「知り合いの男の家にいるけど来ない?」と電話で誘い出し、入江容疑者の運転する車で守山市から京都市内へ向かった。3人は合流後、同日18時頃に両容疑者が篠原さんを入江容疑者の住むアパートに連れ込んだとみられている。

 篠原さんの変わり果てた姿が発見されたのは、その12時間後のことだった。

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