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在籍時期は被っていないのに山中氏とのエピソードを披露

 伊東氏も山中氏も神戸大学医学部、大阪市立大学大学院出身。伊東氏は1964年1月生まれで、山中氏は1962年9月生まれのため、学年では山中氏が1年先輩にあたる。

 ただ、伊東氏は浪人を重ねており、1995年に大学を卒業。かたや山中氏は1987年に大学を卒業し、1993年に大学院を修了しているため、在籍時期は被らない。

 ところが、伊東氏は当時、山中氏とともに研究していたとして、その時のエピソードを披露していく。

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伊東「私が100匹くらい、山中先輩も100匹くらい、そのネズミとハムスター、それぞれ飼っていたんですけども。もう毎日やっていることといえば、私も一応、医学博士なんですけど、やっていることといえば、糞の始末とエサやりだけですよ。ほんで、おがくず、だんだん細かく舞い上がって、二人してアポロ病、あの結膜炎になったんですね。で、『我々人生どうなるんやろね』と、山中先輩、言っていたんですね」

頭を下げる伊東氏と遠藤国対委員長 ©共同通信社

 山中氏は2012年10月、iPS細胞の開発で、ノーベル医学・生理学賞を受賞。この年の12月、伊東氏は衆院選に初当選した。当時のことを、以下のように語った。

伊東「それが、2012年に、やっぱりノーベル賞とられて、その同じ年に私も衆議院になって、二人して国会のところで、山中先輩のノーベル賞のお祝いをやった時は、本当に抱き合って、喜びました」

 そして、再び、山中氏が動物実験で手助けしてくれたとするエピソードを披露した。

伊東「私のさっきの金魚鉢に飼ってるハムスターがいっぺん、金魚鉢に網かけているだけだからパキッと外れて、夜中に逃げ出したんですね。で、バイオハザードのネズミやから、逃げたら大問題なんですね。山中先輩、夜中に捕まえて戻してくれたんですよ。すごいでしょ? だからほんとに、この先輩には、あ、ラグビーの話は忘れてくださいね、本当に偉大な方です」