トレードマークのマフラーとメガネの奥の優しい眼差し――2000年代初頭にドラマ『冬のソナタ』で日本の女性たちの心を鷲掴みにした“微笑みの貴公子”ペ・ヨンジュン(49)。世界を席巻する韓流ブームのパイオニアは今、芸能界とは異なる舞台で活躍中だ。

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『冬ソナ』関連の9割が日本での収入

「心で覚えている人は、永遠に忘れないのよ」とは、『冬ソナ』の名台詞だが、「11年にチョイ役で出演したドラマが俳優としての最後の仕事。今は開店休業状態です」(在韓芸能記者)。

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 ヨン様の全盛期は07年頃。『冬ソナ』後に主演したドラマ『太王四神記』の出演料は1話あたり約2400万円まで跳ね上がった。

「全24回でトータル5億7000万円超。これは韓国ドラマ史上最も高い出演料です。彼は06年に芸能事務所を設立し、収入やパブリシティを自ら管理してきました」(韓国に詳しいジャーナリスト・金珉廷氏)

『冬ソナ』関連で事務所が得た収益は04年から3年間で約86億円。9割が日本での収入だったという。

『冬のソナタ』DVD(NHK/VAP)

株資産は25億円以上

 こうして得た資金を元に、ヨン様は俳優業を休んで、株の投資に没頭していく。韓国の情報サイト「財閥ドットコム」によれば、20年の芸能人の株資産ランキングで5位、総額25億円以上となっている。

「今やヨン様の成功に続こうと、株に乗り出す芸能人が増えています」(同前)