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“政務活動費不正”ミセス京都市議41歳 夫が語った「本当の夫婦生活」

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「自民はすごい。あなたのいた党とは違う」

「徐々に権力に染まり、『自民はすごい。あなたのいた党とは違う』『陳情を実現した件数もあなたの数倍』と言うように。僕もコンビニを経営していますが『ヒモみたいや』とも」(同前)

 恵美氏は会見で「夫の立場が上で主従関係にあった。休業損害証明書も夫に迫られて書いた」と話したが、

「近年は真逆。春に別居や離婚を話し合った際も、第三者がいる前で僕に『支離滅裂や』『精神が異常やで』と言ってきた。9月には暴行も受け、被害届を出した。この最中に整理をしていたら不正を発見、告発に至ったのです」(貴志氏)

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不正受給ではないが返金はするという恵美氏

 自民市議団は離れたが、会見では「議員を続けるか」と問われ、堂々と「もちろん」と答えた恵美氏。だが政務活動費に詳しい光成卓明弁護士はこう述べる。

「今回の電力の問題で、言い逃れるのはより困難になる。事務所費の書類に事実と異なる記載をすればそれ自体も不適切です。人件費の詐取目的のため、虚偽の記載をした可能性もある」

 恵美氏に尋ねると、概ね次のように回答した。

「電力消費量で事務所使用時間が決まるものではありません。事務所職員の政務調査も、事務所内だけで行われるものではありません」

 夫婦間で議論して終わる問題ではない。

“政務活動費不正”ミセス京都市議41歳 夫が語った「本当の夫婦生活」

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