黒田清子さんは、上皇さまのお誕生日の数日前に…
「上皇ご夫妻は、新型コロナウイルス感染防止の対策を徹底なさっていらっしゃいます。昨年はお誕生日の祝賀行事を控えられましたので、今年は大変嬉しく思われていることと拝察いたします。
長女の紀宮さま(現・黒田清子さん)はお誕生日当日ではなく、数日前に黒田慶樹さんとご一緒に仙洞仮御所へいらしたようです。天皇陛下のご長女という同じ立場でいらした愛子さまにご自身のティアラをお貸しになり、無事愛子さまは成年行事を終えられましたので、紀宮さまからそうしたご報告をなさったかもしれませんね」(皇室関係者)
「黒田家の一人として新しい生活に臨んでまいりたい」
2005年11月15日、帝国ホテルで結婚式を終え、記者会見に臨んだ黒田慶樹さんと清子さん。式を終えた感想を尋ねられ、清子さんは「婚約を発表しました日より、多くの方々にお祝いいただき、支えていただきながら、今日を迎えられましたことを深く感謝しております」と話し、新しい生活に向けた抱負については「両陛下や家族との日々を大切に心に持ちながら、新たにさまざまなことを学び、黒田家の一人として新しい生活に臨んでまいりたいと思います」と微笑みながら語った。
黒田清子さんは2019年4月、在位中最後の地方訪問となった上皇ご夫妻の三重県ご訪問で、神宮祭主として、伊勢神宮の外宮と内宮を参拝し退位を報告される両陛下の拝礼を見届けた。最終日、両陛下が近鉄・賢島駅を出発されてから約1時間後、黒田清子さんも静かに駅の改札を通り、帰京した。ブラウンのスーツを着て、ご自身のハンドバッグを片手に持つ姿は、凛として美しく、まっすぐ前を見て歩いていた。
雅子さまはご体調を考慮されて、冒頭の大正天皇例祭の儀への出席を見送られた。愛子さまが成年を迎えられたことで、今後は親子としてだけではなく、皇后陛下と成年皇族としてのご関係が成り立ち、雅子さまは雅子さまの、愛子さまは愛子さまのペースで様々な物事に取り組まれるようになるのかもしれない。1月1日、愛子さまは初めての公務として、新年祝賀の儀に臨まれる予定だ。愛子さまは成年皇族として、今後どのような形で天皇陛下と雅子さまをお支えになっていくのだろうか。