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心配ゆえの母からの「過干渉」
――当時、憧れていたロリィタファッションやコスプレ、ロングヘアを親御さんはよく思っていなかったそうですが、どのような関係性だったのでしょうか？
高嶺 私、3歳のころからピアノを習ってて。0歳から絶対音感の教育を受けていたんですが、私はずっと「やめたい」といっていた記憶があります。練習がイヤでしたし、楽譜も読めなかったから。そんなだから「練習しなさい」「やりたくない」なんて攻防戦もあったりしました。心配してくれるあまり、ちょっと過干渉って感じだったかも。
――現在、その関係に変化はありますか？
高嶺 2021年の10月にNHKの番組「Zの選択」に出演させていただいたんです。その前後で「高嶺ヒナ」のことも、ある程度は認めてくれたような気がしないでもありません。大学に入ってから実家にお金を数万円入れていたので、そのあたりから「ちゃんと仕事でやってるんだな」とわかってもらえたと思います。
でも、親からしたら高校時代は絶対不安だったと思います。「知らないカメラマンに娘がヘンな格好で撮られてる」と考えると危ないじゃないですか。当時はその気持ちを汲み取れずに言い争うこともありました。今となっては、心配かけたなと思います。
