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《写真多数》「完璧じゃない顔が気に食わなくて…」新世代のコスプレ女王・高嶺ヒナ(22)が明かした“外見”を突き詰める“葛藤”

高嶺ヒナ インタビュー #1

2022/01/05

 思わず、本物のドールと見違えた。どの写真を見ても、強烈なキャラクターと独特な世界観に目を奪われる。

 彼女の名は高嶺ヒナ。2021年時点でSNSフォロワー総数19万人超を誇る、人気コスプレイヤー兼ファッションデザイナーだ。女子高生シンガーAdoの『うっせぇわ』をイメージしたコスプレは、Twitter上で3.4万リツイート・約24万いいねを達成するなど大きなインパクトを残した。

 そんな彼女が2021年12月22日、自身初のフォトブック『Lalka ~偶像少女~ HINA TAKANE PHOTOBOOK』(扶桑社)を発売。自ら生み出した「偶像=高嶺ヒナ」を体現すべく“完璧”に挑み続ける、22歳・女子大学生の本音に迫った。(全2回の1回目/後編を読む)

写真=高嶺ヒナ

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――フォトブックは発売前からAmazonのベストセラーランキングでカテゴリ1位を獲得し、限定版も増刷が決定したと伺いました。この現状について、どのようにお考えでしょう。

高嶺 フォトブックを出したいという気持ちは、ここ2年くらいずっと抱いていて、自分で営業に出ることもありました。なので、ありがたいな、と。うれしいです。最初は出版社の扶桑社さんも「売れるかわからなくて怖い」というのが正直なところだったと思うんですけど。

 出版が決まったときの正直な気持ちは「マジか」という感じでした。あまり期待しない性格なのもあって「大手だしムリだろうな」と思っていたので。

原点は「初音ミク」

――コスプレを始めたのはいつ頃からなのでしょうか。

高嶺 中学1年生頃でしょうか。初音ミクなどのボカロを好きになり始めて。ちょうど『千本桜』とか『カゲロウプロジェクト』がど真ん中でしたね。出来の悪い初音ミクの衣装をつくった思い出があります。別に誰かに見てもらうわけでもなかったですが。

 中学生当時からTwitterを利用していたものの、最初は私服の自撮りをテキトーに上げる程度でした。「高嶺ヒナ」と名乗っての投稿は16歳の頃にスタートしたんですが、初音ミクの衣装づくりは、そこにつながる制作活動の原点といえるものですかね。