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三田キャスター:
ヤフーのような誰もが知っているような企業が柔軟な働き方を加速させることは他に企業にも影響を与えそうですね。

石倉秀明さん:
働く場所を限定しない動きを進めると不足するデジタル人材の採用で有利に働きます。ヤフーのようなもともと人気のある企業が今回のような取り組みをしたことで、他の大企業でもデジタル人材の確保のために働く場所を問わない働き方を増やしてくると思います。

三田キャスター:
そのような企業が増えると地方経済にも影響がありそうですね。

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石倉秀明さん:
地方に住む個人にとってはメリットしかないと思います。地方在住のデジタル人材やそれ以外の職種の人でも都会に行くことなく東京の企業で働く選択肢が増えるので、地元に残ったり地元に戻ったりする人もいると思います。

また“東京水準”の給与をもらう人が地方に増えることで、地元の消費を牽引する存在になる可能性もあると思います。

三田キャスター:
一方、課題をあげるとしたら、どんなことがありますか?

石倉秀明さん:
地方の企業にとっては試練でもあります。今まで人材獲得は地元企業間での争いだったのが、今後採用の競合は全国の会社となります。そうなると待遇や仕事の面白さ、働く環境などあらゆる面である意味「地方だから」というのが通用しなくなります。

今後は地方企業こそ、待遇改善はもちろん、テレワークの活用や副業者の受け入れなどを積極的に行い、全国にいる優秀な人とチームを組んで仕事をする、そういう会社に変化させることが大事になってくると思います。

三田キャスター:
例えば地元で働くことで子育て中のお母さんお父さんにとっても周りのサポートが受けやすかったりと働きやすさにつながると思います。 場所に依存しない働き方にはたくさんの可能性が広がっているように感じます。

(「Live News α」1月12日放送分)