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巨人・原監督は藤浪をまだ諦めていない
過去の藤浪の合同トレーニング相手は豪華の一言。2015年1月には前田健太に脱力の必要性を説かれ、制球力の向上を図った。16年末はダルビッシュ有に師事し、フィジカルを強化。18年1月には大リーグNo.1左腕のクレイトン・カーショーからカーブを習った。
異業種とのコラボもある。18年末には武豊騎手がプロデュースするジムに入門。肩や股関節の可動域を広げるトレーニングに励んだ。
今回の自主トレでは菅野を質問攻めにし、「新しい視点でできている」と手応えを感じた藤浪。一方の菅野は「短期間で教えて変わっているなら、とっくに変わっていると思いますよ」と冷静な発言をしていた。
「それでもこの自主トレは両者の間にパイプができたという意味で大きい」と話すのは夕刊紙デスクだ。巨人の原辰徳監督は昨オフ、サンスポの江本孟紀氏との対談で「何年間か、藤浪を出してよ、と阪神には言っているんですよ。俺がちゃんと男にするから」と、獲得する意志を明かしている。
前出のデスクは「原監督は藤浪をまだ諦めていない。日ハムから中田翔を獲ったように、相当な出血を覚悟してでも獲りに行く用意はあるようです」と語る。
“呉越同舟”は禁断の移籍のウォームアップとなるか。