「あらあなた、水難の相が出てるわねぇ」

 全身黄色のド派手な衣装と、白髪交じりのちりちりパーマで、隣人に詰め寄る“おばさん”を演じるのは女優の松嶋菜々子(48)。“きれいなおねえさん”役が多かった彼女に一体何が?

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松本潤とモニターチェックをしながら2人で大爆笑

 1月20日スタートのドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)。嵐の松本潤(38)演じる主人公・中越チカラが隣近所のゴタゴタに首を突っ込み、悩みを解決していく“社会派ホームコメディ”だ。

占いにハマる隣人役(『となりのチカラ』(テレビ朝日系)HPより)

「松本さんと松嶋さんは過去に、『花より男子』(TBS系)では姉弟役、『ラッキーセブン』(フジ系)では上司と部下役で共演しており、仲がいい」(テレ朝関係者)

 冒頭のシーンの撮影の直後には、モニターチェックをしながら2人で大爆笑していたという。

松潤とはいいコンビ

松嶋と遊川氏のタッグは『家政婦のミタ』以来約10年ぶり

 脚本・演出を務めるのは遊川和彦氏。遊川氏は「その人に一番向いてない役柄を」と、俳優に“無理難題”を課すのが常だ。

「今回、松本さんは冴えないゴーストライター、松嶋さんには占いにハマるアラ還おばさんと、どちらもイメージにない役です」(同前)

 松嶋と遊川氏のタッグは、最高視聴率40%を叩き出した2011年の『家政婦のミタ』(日テレ系)以来約10年ぶり。実は2人の出会いは20年以上も前。

脚本・演出を務める遊川和彦氏

「夫で俳優の反町隆史さんと交際するきっかけとなった1998年の『GTO』(フジ系)が最初。今作も『今までと真逆の松嶋菜々子を見せてほしい』『イメージを覆す演技をお願いします』と細かく注文を付けていて、松嶋さんも『自分にはないキャラですね』と楽しんでいるようです」(同前)