昨年11月の就任から話題を振り撒き続けるプロ野球日本ハムファイターズの「BIG BOSS」こと新庄剛志監督。
「キャンプが始まれば主役は選手――」
そんな風に語っていたが、2月1日のキャンプイン以降もマスコミやファンが注目するのは、やはり監督の一挙手一投足だ。沖縄キャンプに乗り込んできたBIG BOSSは、“SHINJO劇場”第二幕をどんなふうにスタートしたのだろうか?
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ファンの目当ては選手よりも…BIG BOSS!
「10年以上日ハムを応援していてリーグ戦にも足を運んでいるけど、キャンプに来るのは初めて。やっぱり生でBIG BOSSを一目見たいじゃないですか。シーズンが始まったらチケットも人気が出て手に入りにくそうだし…。事前にPCR検査をして、コロナ対策をした上で来ちゃいました」
2月2日、名護市の一軍キャンプ場に訪れた会社員男性は興奮気味に話した。神奈川県から夫婦で新庄監督を見に来たという。
沖縄県内に住む別の男性も、新庄監督目当てだという。
「地元で日ハムがキャンプしているのは毎年のことです。正直、そこまでチームに関心はないし選手もあまり知らない。けど、今年は違う! 現役時代に活躍していた新庄さんをどうしても見たくてね。雨で全然練習していなくて、まだ姿を見ることはできていませんが…」
新庄監督はキャンプインに合わせて1月30日午後に沖縄入り。空港に到着するとグローブをあしらったド派手な特注衣装に着替えて登場。早速話題をかっさらった。
翌31日には一軍メンバーが滞在する名護市で、サプライズの花火ショーを開催。17分間にわたり2200発を打ち上げ、市民らを驚かせた。
自宅から花火を鑑賞したという50代の男性は「事前に知らされていなかったからびっくり。やっぱり新庄はいいね。暗いニュースばかりだけど明るい気持ちになった」と喜んでいた。
キャンプイン当日の2月1日は名護市から約30km離れた二軍キャンプ地に姿を見せた。午前9時半すぎに1000万円超という真っ白の三輪オートバイで乗り込み、かいぎんスタジアム国頭前に集まっていたマスコミやファンを盛り上げた。