7日、劇団新派の俳優・喜多村緑郎(53)が、昨年11月に所属事務所「松竹エンタテインメント」を退所していたことが報じられた。「仕事の幅を広げて新たなことに挑戦したい」とする喜多村は、「週刊文春」に2020年2月、女優の鈴木杏樹(52)との不倫関係を報じられた。その後は、妻の貴城けいに”復縁”を求めていた。喜多村に、何が起きていたのか。当時の記事を再公開する。(初出:週刊文春 2020年2月13日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)

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「週刊文春」が報じた女優鈴木杏樹(50)と、劇団新派の俳優喜多村緑郎(51)の禁断愛。3月中旬、喜多村が「週刊文春」の取材に応じ、120分にわたり現在の心境を告白した。

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「週刊文春」は2月6日発売号で、都内のビジネスホテルや千葉市内のラブホテルで逢瀬を重ねる様子を報じていた。また喜多村の妻である宝塚の元トップスターの貴城けい(45)は「それが事実だとすれば許せない」などと答えていた。

初めてメディアに口を開いた喜多村緑郎 ©文藝春秋

 杏樹と喜多村は、昨年10月から京都南座で催された藤山直美主演の舞台「道頓堀ものがたり」での共演をきっかけに交際に発展。喜多村は次のように話した。

「直前まで別の公演が立て込んでおり、稽古の時間がなかった。京都に向かう新幹線で初めて準備したような状態でした。ですので、稽古中もずっと自分のセリフをイヤホンで聞いていて、周りに誰がいるのか、分からないくらい集中していた。そうした姿を見た鈴木さんが、まず役者として尊敬してくれたみたいです」

夫と7年前に死別している鈴木杏樹 ©時事通信社

 当時、喜多村は、妻・貴城に対する複雑な思いを抱いており、杏樹との関係が進むにつれ、彼の悩みは深まっていったという。

「妻にもきちんと思っていることを話さなきゃいけないと思っていましたが、伝えられないままでした。勇気がなかった。鈴木さんにも『やっぱりちょっとダメかも。気持ちの整理がつかない』と言って、彼女から『しっかりしてください』と叱咤されたこともあります。全ては自分が蒔いた種ですが、精神的にきつくて文春さんに書かれてほっとした部分もあったんです」

アツアツの2人だった ©文藝春秋