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こすっても落ちない便器の「黒ずみ、ピンク汚れ」の対処方は…? プロが教える、トイレ掃除の「超便利グッズ6選」

2022/02/18
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 “ひと手間”かけて嫌な臭いを防止

「トイレ掃除はまめに行っているのになぜかトイレが臭い」といったケースで考えられるのが、床・壁・天井の汚れです。排泄時のガスなどによって飛び散ることがあり、実際ブルーライトによる確認を行うと天井にまで飛沫が付着していることがわかります。

 床、壁、天井を清潔に保つには、少し面倒くさいですが「拭き掃除」が必要です。CHAT理論の「A」ですね。オーソドックスな掃除方法なので道具はいろいろありますが、「トイレクイックル 消臭ストロング」(花王)は、十分洗浄液が含まれていて汚れ落ちがいいうえ、使い捨てができて衛生的です。

「トイレクイックル 消臭ストロング」(花王)
厚手で丈夫なシートなので破れを気にせず床や壁を拭き掃除でき、使用後はそのままトイレに流せる。

 そうしてしっかり拭いたその後、便器に触れずにできる“ひと手間”をかけることをおすすめします。近年登場した「MA-T(要時生成型亜塩素酸イオン水溶液)」という除菌消臭剤を噴霧すると、嫌な臭いの防止に非常に効果的です。

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「MA-T」は有害な塩素ガスなどが発生しないので、安心して使用できるのがうれしいポイント。「A2Care」(全日空商事)など、あまりまだ目立ちませんがドラッグストアなどで取り扱いがなされるようになりました。

「A2Care」(全日空商事)
反応すべき菌やウイルス、臭いの原因物質が存在する時にのみ、有効成分が必要な量だけ生成されて作用する除菌消臭システムを採用。

「MA-T」システムは、スプレーなどで塗布した面に細菌等が存在している時にのみ、有効成分が必要量生成されて作用するという技術です。それ自体に香りなども一切ないので、トイレの消臭剤の香料などが苦手、でも尿などの臭いがどうしても気になるような場合には試してみるのも1つの方法です。

 ここまで、なるべく「触らない」トイレ掃除の方法をご紹介してきましたが、それでもやっぱり「拭き掃除」は大切です。というのも、尿の飛び散りは立って用を足す男性によるものが注目されがちですが、座っての小用でも便器内には細かな飛沫が散ります。用を足した後は便座を上げて尿滴がついていないか都度確認。トイレットペーパーでこまめにふき取るだけで、清潔さに差がつくはずです。ぜひお試しください!

こすっても落ちない便器の「黒ずみ、ピンク汚れ」の対処方は…? プロが教える、トイレ掃除の「超便利グッズ6選」

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