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《出会って2ヶ月、交際0日で結婚》大河の“恰幅のいい武士”役で話題 米本学仁(42)が東大哲学科卒「ちょっと変わった経歴」の妻に出会った“不思議な縁”

《出会って2ヶ月、交際0日で結婚》大河の“恰幅のいい武士”役で話題 米本学仁(42)が東大哲学科卒「ちょっと変わった経歴」の妻に出会った“不思議な縁”

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結婚しておばあちゃんができた(笑)!

 結婚したことで嬉しかったことの一つは、僕におばあちゃんができたこと。僕の祖父と祖母は父方、母方、両方ともだいぶ前に亡くなっています。大人になった今思えば、もっと家族や戦争の話を聞いてみたかったし、おぶって歩いたり、一緒にタピオカ飲んだりしたかったな、と。そう思っていたところに、結婚しておばあちゃんができた(笑)!

 コロナ禍でなかなか会えていなかったけど、テレビ電話で喋ったり「ちゃんと食べてっか?」とお米を送ってもらったり。そのおばあちゃんのお米が美味しくて。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」公式HPより

 僕がこれまで出演してきたのはアメリカのハリウッド映画や、ユニバーサルやネットフリックスのドラマシリーズ。日本のドラマや映画よりはアクセスがしにくいし、観てくれる世代も限られますよね。特に、おじいちゃんおばあちゃんはストリーミングとか、なかなかしないじゃないですか。だから、おばあちゃんにも届く作品、ということで「大河ドラマ」に出演できたことは嬉しかった。目下、楽しみにしているのは、おばあちゃんに工藤茂光、どうだった? と聞くこと。工藤はもう死んじゃいましたけど(笑)。

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これからいろいろな作品を通して、僕のことを知ってもらえたら

 最近はおばあちゃんや両親、妹、甥っ子に他の仲間……、そうした人たちに直接届く場所で演じたいという気持ちが強くなっています。だから、しばらくは日本を拠点にして俳優の仕事をやっていくつもりです。映画だけでなく、今度はミュージカルにも挑戦します。一度番組で共演したことがきっかけで仲良くなった俳優の城田優さんに声をかけてもらいました。

米本さん ©文藝春秋 撮影・宮崎慎之輔

 もちろん、他の国からくるオファーを断ると決めているわけじゃなくて、タイミングがあっていいお話だったらもちろん行きたいと思います。でも、どこの国に行っても、たとえ違う国の国籍を取得しても、いつまでも僕は日本人。その日本人の米本学仁が、日本でたくさん面白いものを作って、たくさんの人に知ってもらう。その経験が、これからの自分にとってプラスになると思うんです。これからいろいろな作品を通して、日本の方々に僕のことを知ってもらえたらいいなと、そう思っています。

米本学仁(よねもとたかと)

1979年宮城県生まれ、大阪育ち。京都での生活を経て2007年に映画プロデューサーを目指して渡米。2013年に『47RONIN』の芭蕉役として俳優デビュー。以後、アメリカを拠点に俳優として活躍。ドラマ『全裸監督』、映画『総理の夫』など国内作品にも出演。2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で伊豆武士、工藤茂光を演じた。『世界ふしぎ発見!』などのバラエティでも活躍しており、現在はミュージカル『カーテンズ』に出演中。office MUGI所属

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

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