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 これを、以下のように変えてみてください。

衣類量→詰め込みすぎない。縦型、ドラム式いずれも衣類の量を洗濯槽の半分~7、8分目くらいまでに調整する。

水の量→増やす。縦型は洗濯機の自動の設定より、1~2段階水を増やす。ドラム式は、すすぎを「注水」モードに。水位の設定ができる機種なら「高め」などに設定するのもおすすめです。

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洗剤量→規定量をパッケージで確認してそれを守る。ドラム式は衣類の量、縦型は水量に合わせた洗剤の規定量が決まっていますが、それより多く入れてしまうと、無駄が多くなり、すすぎ残しも出やすくなってしまいます。

洗濯物の詰め込み過ぎは「生乾き臭」の原因に ©iStock.com

 反対に、あまり汚れていないからと、洗剤の量を減らしてしまうのもキレイに洗濯できない原因に。洗剤は、一定の濃度がないと汚れを包み込めず、衣類から汚れを離すことができません。また、せっかく衣類から汚れが離れても、それが洗剤で包まれた状態になっていないとまた衣類に戻ってしまいます。

 洗濯の前に、衣類の量、水の量、洗剤の量、この3つの量を調整し、洗濯機の中で、余裕をもって、しっかりと衣類が動き、ムラなく洗える状態を作る。これがキレイに洗濯するために、まず最初に押さえるべきポイントになります。

すすぎは最低2回、できれば3回

「3つの量」を守って、キレイに洗濯するための前提条件を整えたら、次に重要なのがすすぎです。

 すすぎの役割は、洗剤で包んだ汚れを水で薄めて、流していくことです。すすぎが不十分なことも、部屋干しした時に衣類がにおう原因になっています。

 今、洗剤は「すすぎ1回」を謳っているものが増えていますが、1回のすすぎでは、どうしても衣類に汚れが残りやすくなってしまいます。

 汚れをしっかりと流し切るために、すすぎは最低2回、できれば3回に設定することを口を酸っぱくしてお伝えしていますが、それほど、すすぎは重要な要素なのです。