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“盗撮のカリスマ”斎藤果林容疑者が逮捕 犯行グループの一員が明かす“卑劣な手口”「若い女性が集まる連休にはグループで“温泉盗撮旅”へ」

組織的盗撮の実態#1

genre : ニュース, 社会

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 絶対匿名を条件にAが語る。

少女が写った露天風呂の盗撮動画を販売

「斎藤は露天風呂盗撮界の超有名人。盗撮好きなら一度は彼の動画を見たことがあると思います。本名を使っているところを見たことはなく、いつもYという偽名を名乗っており、メンバー間でもそう呼ばれていました。盗撮歴は30年ぐらい。実は2013年にも『●●』という大手盗撮販売サイトで、少女が写った露天風呂の盗撮動画を販売し、児童買春・ポルノ禁止法違反(提供)容疑で茨城県警に逮捕されています。

 ただ、その時点で遊んで暮らせるぐらいの金を稼いだようで、塾講師のバイトをしていると本人は話していましたが、まともに働いてはいないと思います。盗撮三昧の日々を送っていました。

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斎藤容疑者らが盗撮をしたとみられる某県の温泉施設 ©️文藝春秋

 斎藤は『女性の裸は飽きるほど見て、何も感じない。撮影自体が楽しく、撮る瞬間のアドレナリンがたまらない』と話していました。実際に自分で撮った動画を1人で見返すことはほとんどない。売る目的がなくても、ルーティンで暇さえあれば風呂に出かけ、盗撮する。完全に中毒だったのだと思います」

過激な盗撮動画のタイトル

 斎藤容疑者が夢野一という偽名で登録するFacebookのページを見ると、地元である茨城県や長野県、北海道などを旅した際のピザやスイーツの「食レポ」など、人の良いおじさん風の投稿で占められ、そこからは自由を謳歌する中年男性の姿が浮かぶ。

斎藤果林容疑者のFacebookページ

 しかし、斎藤容疑者の撮り師である裏の顔は対照的だ。

 斎藤容疑者が使っていたとされるハンドルネームを検索してみると、ヒットするのは「激!!盗撮露天紀行」「新!湯乙女旅情」といった、過激なタイトルの盗撮動画ばかりなのだ。

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