また、キャベツの鮮度の良し悪しは「外葉」でチェックできる。
いろんなスーパーを視察していると、外葉が付いていないものがある。なぜ外葉が無いのかというと、劣化し黄色く変色した外葉を店員が取り除いているからだ。
外葉が取り除かれているのは収穫から時間が経過している証拠。当然外葉が付いていても黄色く変色しているものは論外ともいえる。外葉が濃く鮮やかな緑色の春キャベツを選びましょう。
カットされた状態でも美味しさをチェックできるポイントが!
また、カットされた春キャベツを選ぶときは中身が詰まりすぎていないモノ、切り口が黄色いモノを選びましょう。
中身が詰まっていないものは1玉の選び方で巻きがゆるく、軽いものを選んだほうが良いといったのと同じ理由。また切り立てのカットキャベツの切り口は黄色いが、お店に陳列されて時間が経ってくると徐々に緑色に変色してくるので、切り口が黄色いものを選ぶと、より新鮮なキャベツを選べる。
キャベツはキャベジンの名前の由来になるほど胃腸を守る効果がある。4月は新生活だったり人が入れ替わったりする時期。ストレスに打ち勝つためにもおいしい春キャベツを食べて乗り切ってほしい。
熟成による甘さたっぷりの長芋
長芋は保存技術が向上し、年間を通して食べることができるが、旬は収穫時期の少し後である12~1月や4月~5月だ。特に4~5月の春掘り長芋は寒い冬を越すことで熟成による甘さを感じることができる。個人的には、さっぱりとみずみずしい秋掘り長芋よりも、春掘り長芋がおすすめだ。春掘り長芋は粘り気の強さと濃厚な味わいが大きな特徴。とろろに出汁を混ぜた麦とろご飯でぜひ召し上がってほしい。
おいしい長芋の見分け方
・ずっしりと重い
・ひげ根が少ない
・ふっくらと太い
・まっすぐ伸びている
長芋は芋類。アクが出やすい特徴があるので、まずは極力アクが出にくい個体の特徴を挙げていく。
そのポイントはひげ根の数だ。
ひげ根が多いものや細いものはアクがでやすいので、ひげ根が少なく太いものを選ぶのがポイント。そして、ずっしりと重いものを選ぶことも大切だ。重い長芋はより水分を多く含んでおりみずみずしく美味しい。また太さが均一でまっすぐ伸びているものは八百屋業界で「良品」とされている。
カットされた長芋の場合は切り口が白いモノを選ぶと良い。
切り口がピンク色になっていたり、茶色く変色しているものは、切ってから時間が経っている証拠。更に時間が経つと皮もピンクに変色してくる。皮は肌色、切り口は真っ白の長芋を選ぶようにしましょう。
長芋は「山のうなぎ」と言われるほど、滋養強壮に優れている食品。一緒に食べた食材の消化を助けてくれることから、春キャベツと同じく胃腸に優しい野菜とされる。日常でストレスを感じている方や、食欲不振の方は、ぜひ長芋を食べてほしい。