栄養素の量が増え、野菜そのものの味が美味しくなる時期は「旬」と呼ばれ、スーパーや八百屋には「旬」を迎えた野菜が数多く並ぶ。
せっかく野菜を食すのであれば、少しでも美味しい野菜を選びたいもの。ここでは、SNSで注目を集める野菜のプロ・青髪のテツ氏による、旬の野菜を選ぶうえでの意外なポイントを紹介する。これまで買っていた野菜が「何だったのか」と思ってしまうほど、美味しい野菜の選び方とは……。
◆◆◆
・春キャベツ
・ニラ
・ウド
・たけのこ
・タラの芽
・ふき
・チンゲンサイ
・セロリ
・アスパラガス
・各種豆類
・長芋
・新玉ねぎ
・新じゃがいも
4月には、これら春野菜や新物の土物野菜が最盛期を迎える。
今回の記事では、これから旬を迎える野菜の中でも、特に売れ筋で人気の高い「春キャベツ」「長芋」「新玉ねぎ」について美味しいモノの見分け方をプロの目線で明かしていく。
葉が柔らかくみずみずしい「春キャベツ」は“巻き”を見る
3~5月に旬を迎える春キャベツの大きな特徴は、葉が柔らかくみずみずしいこと。
普通のキャベツも生食はできるが、春キャベツはよりサラダに向いているといえる。逆に炒めものなど火を入れる場合は、水分量が多くベチャベチャしやすいので向かない料理もあるのでご注意を。
そんな春キャベツの選び方は以下のポイントに気をつけてみるといいだろう。
おいしい春キャベツの見分け方
・巻きがゆるく軽いモノ
・芯の切り口が500円玉サイズのモノ
・外葉がついているモノ
・外葉が濃く鮮やかな緑色のモノ
育ちすぎて中が詰まりすぎた春キャベツは葉が固くなり、生食するとき食味が悪くなってしまう。そのため、巻きがゆるく、軽いモノを選ぶのは美味しい野菜選びに重要なポイントだ。
キャベツ農家さんから聞いた話によると、芯の切り口が「500円玉サイズ」のものは順調に成長した証だという。
畑で育つ時キャベツは土の栄養を芯から吸収するが、500円玉サイズの芯は最適なスピードで成長しおいしく育った証拠なのだ。