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“性被害映画”榊英雄監督の「性行為強要」 女優から新たな告発

“性被害映画”榊英雄監督の「性行為強要」 女優から新たな告発

「性被害」を題材にした映画「蜜月」を監督した榊英雄氏(51)。「週刊文春」は3月10日発売号で、榊氏から「性行為を強要された」と語る4人の女優の告発を報じた。同記事の電子版が発売された9日、映画「蜜月」は公開中止が発表された。だがその後、榊氏は「記事の内容につきましては、事実であることと、事実ではない事が含まれて書かれております」とのコメントを公表。「週刊文春」の先週号の取材に対しても、4人のうち1人については「肉体関係があったことはない」と否定し、他の3人については関係を認めたものの、合意の上だった旨を主張している。

榊英雄氏(榊氏の会社のHPより)

 だが、今回、新たに3人の女優と、当時ある女優と交際していた男性の計4人から告発が寄せられた。

 そのうちの一人が女優のE子さんだ。出会いのきっかけは、友人に榊氏を紹介されたことだった。

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「その友人は榊と家族ぐるみで付き合いをしていたので、安心してしまった」

 やがて、榊氏の撮影などの手伝いをするようになった。そして2016年8月、E子さんは榊氏から「短編映画の主演に起用したい。フィッティングをしよう」と誘われ、2人だけで会うことになった。居酒屋で2時間ほど過ごし、店を出ると「次、行こうか」と誘われた。向かった先はラブホテル『S』だった。E子さんが続ける。

「所属事務所には榊の紹介で入っていたので、ここで断ったらクビになるかも、色々な人に私の悪口を言われて仕事がなくなるかも、などと頭を過りました」

 結局2人でホテルに入った。体型確認のため下着姿になれ、と言われ従ったE子さんは、榊氏と距離を取り、「ここまでしかできません!」と何度も伝えた。