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「僕にとって『Z』は幸せの象徴」
取材を申し入れると、水木はこうコメントを寄せた。
「『Z』の自粛や見直しを検討しているか? と問われれば、答えはNOです。歌に込められた平和への祈りや正義の心をこれまで通り歌うことに変わりありません」
「マジンガーZ」は、世界征服を企む悪の軍団の野望を打ち砕くべく、主人公・兜甲児がマジンガーZに乗り込んで戦う物語だ。平和への願いを込めた歌であることは、誰よりも水木自身が意識している。
「『Zポーズ』が定着して20数年。歌と離れてひとり歩きした感がありますが、今では水木一郎にとって切っても切れないものになっています。『Z』の持つ究極・無限といった意味に加えて、僕にとって『Z』は幸せの象徴でもあります。はかり知れないほどの幸せをみんなと分かち合いたいという願いを『Zポーズ』に乗せているのです。その思いを止めることはできません」
そして、水木は力強くこう言い切った。
「これからも『Z』を歌い、叫び続けるゼーット!」
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