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「この写真が一番可愛いだろ」と父は何度も自慢していた…石原慎太郎の四男が明かす“亡き両親の秘話”

「この写真が一番可愛いだろ」と父は何度も自慢していた…石原慎太郎の四男が明かす“亡き両親の秘話”

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「典子ぉ…。寂しいなぁ」

 膵臓がんで闘病中の慎太郎さんは、家族に対して不機嫌を隠さないこともあった。しかし、一方で、妻・典子さんへの想いを募らせる姿も見せていたという。

「父も同じころに膵臓がんが早期発見され、重粒子線の治療後にリハビリ病院に通院していました。家族が電話をしても、『なんだ、うるさい! 切るぞ』と不機嫌な日も多かった。

若き日の典子さん

 しかし、母が入院して不在の家で晩酌していると、あの父が『典子ぉ…。寂しいなぁ。お母さんは本当に可愛かったんだぞ』と、珍しくめそめそすることもありました。最近になってお手伝いさんに聞いた話では、父が古いアルバムから熱海旅行に行った時の母の写真を取り出して、嬉しそうに『この写真が一番可愛いだろ』と何度も自慢していたそうです。それにはさすがに私も驚かされました」

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 4月8日(金)発売の「文藝春秋」2022年5月号、および「文藝春秋 電子版」には、延啓さんへのインタビュー「父・慎太郎と母・典子」が掲載されている。

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父・慎太郎と母・典子
「この写真が一番可愛いだろ」と父は何度も自慢していた…石原慎太郎の四男が明かす“亡き両親の秘話”

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