日大の回答「新2年生に監督から謝罪」
日大に見解を尋ねると、企画広報部を通じて以下のような回答があった。
〈X(回答では実名)はこれまで、清掃や食事当番など寮生活のルールを徹底するよう後輩の指導に当たってまいりましたが、後輩たちが従わないため、令和3年6月と令和4年3月27日(日)の練習が休みの日に部員を正座をさせる行為にいたりました。令和3年6月においては新2年生を一度たたいたとの報告を受けております〉
〈新キャプテン・新総務担当に2度とこのようなことが無いように伝え、新3年生に事実の報告と今後いかなる理由があっても、パワハラと判断されるような行為による「注意」はあってはならないことを説明しました〉
〈新2年生に対しては、事実関係の確認とともに、目の行き届かなかったことと、この様な指導が行われたことについて監督から謝罪しました〉
〈大学としましては、全競技部に通知して再発防止に向けて努めるとともに、空手部監督には、厳重注意し、今後の対応を検討してまいります〉
監督や日大には、選手たちが集中して空手に打ち込める環境づくりが早急に求められる。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、空手部キャプテンXの暴力による“恐怖支配”の実態を写真と共に掲載しているほか、下級生からXの暴力を訴えられた監督の対応、大学の人権相談オフィスから返ってきたメールの内容などを詳報している。
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