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「会ったこともない人と籍を入れた」「実質夫婦だったのは2時間だけ…」7回離婚したビッグダディ(57)が明かす、それでも結婚したワケ

ビッグダディ・林下清志さんインタビュー#2

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 でも去年あたりからお互いに仕事に集中しようってなって、連絡を取っていなかったんだけど、その時に色々すれ違いがあって、別れました。

 でも別れてからも一人で散歩している時とかに「あの時のあのデートは幸せだったな~」って思い出していますよ。恋愛は二度楽しめるんだって今更ながら思い知りましたね。

 

「わが生涯に一片の悔いなし!!」

――いろいろ経験してきた清志さんですが、これまでの選択に後悔はありませんか。

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林下 ラオウの言葉を借りるなら「わが生涯に一片の悔いなし!!」ですね。子どもたちも一人前になって独り立ちしているし、孫もできたしね。俺自身も今自由に生きているし。

 ただ、子どもに母親の包容力を感じさせてあげられなかったのは、やっぱり申し訳なかったなと思いますね。子どもには父親よりも母親の方が大事ですから。俺は極端な話、母親だけでもいいと思うんですよ。そのくらい母親の代わりってなかなかできないと思うんです。まあでも今はみんな「清志さん、清志さん」って連絡くれるからありがたいなと思いますよ。

――林下家はとても仲がいいイメージがあります。

林下 家族なんだから仲良くて当たり前ですよ。この前、朝起きたら家族のグループラインに800件の未読が溜まっていて。これは何事かって急いで見たら、みんなで大喜利大会を開いている。よくもこんなに兄弟で大喜利してるなって笑っちゃいましたけど。毎日何かしら稼働していますよ。そのくらい本当にみんな仲がいい。

 家族のグループラインは何個もあるんです。父親も母親も同じ子どものグループとか、父親だけ同じ子どものグループラインとか。「こんなにグループたくさんあったらめんどくせえな」って言ったら次女が「何言ってんの。父ちゃんが知らないグループもあるんだよ」って。ああ、そうか。これだけ家族がいると、いろんなグループがあるんだなって。

――最後にこれからの目標を教えてください。

林下 特に目標があるわけじゃないけど、まあいろいろと流れに身を任せてやるだけですよ。今種子島から仕事の話が来ているので、いろいろと条件が合えば今年中に種子島に移ろうかなって思っています。

 今は独身だし、当分は独り身を謳歌しようかなって。子どもたちももう大人だしね。これからも自由に俺のやり方で生きていきますよ。

 

写真=平松市聖/文藝春秋

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