大家族ドキュメンタリー番組に出演し、一躍有名になったタレントの美奈子さん(38)の長女であるノエルさんは、昨年20歳を迎えた。
小学生から多くの転校をしてきた彼女に、小豆島でのビッグダディ家族との生活や、美奈子さんとの関係、そして現在について詳しく話を聞いた。(全2回の2回目/前編を読む)
◆◆◆
お父さんというよりは少年みたいな感じ
――幼少期から色々な場所に住まわれていたんですね。
ノエル そうですね。転校は多かったですけど、そんなに嫌だと思ったことはないです。むしろいろんな場所に住めてラッキーだなと思っていました。中学2年生からは今の家です。その頃に母が再婚し、妹が2人生まれました。
――美奈子さんの再婚相手が佐々木義人さんですね。最初に義人さんと会われた時はいかがでしたか。
ノエル 元プロレスラーなので、体がでかいなという印象でした。見た目は怖そうなんですけど、話してみると面白くてすぐに打ち解けました。お父さんというよりは少年みたいな感じで。一緒になって遊んでくれたので、何の問題もなかったです。
ただ、高校生になると、距離が生まれてきちゃって。多分他の親子でも思春期にお父さんとうまくいかないということはあると思うんですけど、私たちも関係がすごくギクシャクしていました。
高校生になってからバイトを始めたんですが、バイトで帰りが遅くなると「なにやってたんだ」って心配されたり、門限も6時半だったので友達と遊ぶこともあまりできなくて。喧嘩ばっかりしていましたね。心配して言ってくれているのはわかるんですけど、当時はうざいという感情しかなくて。今考えればありがたい存在だなと思うんですけどね。
もっと信用してくれてもいいのに
――義人さんも以前のインタビューで、思春期の子どもとの接し方に悩んだとおっしゃっていました。
ノエル 向こうも大変だったと思います。結婚していきなり6人の親になって、育てていかなきゃいけないので。しかも私は反抗期の高校生で(笑)。仲悪いし、口利かないし。母が再婚してから『ザ・ノンフィクション』にも密着されていたんですけど、そこでも私たちの確執が放送されていましたね。
「なんでうちのお父さんはこんなに頭が固いんだろう」ってずっと思っていました。他の家では許されていることがうちでは許されていない。もっと信用してくれてもいいのにって。でも最近はすごく良い関係なんです。