「Horizon Forbidden West(ホライゾン フォビッドン ウエスト)」は、現代の文明社会が衰退した1000年後のアメリカ西部を描いています。
モデルになったとされる高層ビルや巨大な橋、水中にたたずむ建築は圧巻の一言。今回は、その創作物(ゲーム)とは思えぬ圧巻の映像美を実在の建物と比較してみました。
「Horizon Forbidden West」は、2017年に発売され、世界で2000万本以上を売り上げた大ヒットゲーム「Horizon Zero Dawn(ホライゾン ゼロ ドーン)」の続編です。優れた文明は滅んでしまい、人類は狩猟生活に逆戻り。恐るべき攻撃力を持つ「機械獣」が支配する世界です。
前作「Zero Dawn」では、仲間から嫌われていた女狩人のアーロイが育ての親によって立派に成長し、自身の運命を探す旅に出て、世界の危機を救いました。
続編「Forbidden West」は、タイトル通り“禁断の地”とされるアメリカ西部へと足を踏み入れます。なぜ世界はまた危機に陥るのか。その謎を解くためにアーロイは広大な冒険をして、さまざまな種族と会いながら多様な価値観に触れます。
同シリーズを手掛けるのは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント傘下で、オランダのゲーム開発会社・ゲリラゲームズです。世界的に人気の「KILLZONE」シリーズを世に送り出したことでも知られています。
パッケージの絵を見ると「何か見覚えがあるような…」
「Horizon Forbidden West」のパッケージの背景に描かれた巨大な橋を見ると「見覚えがある」と思う人もいるのではないでしょうか。ゲームで「サンフランシスコ」という言葉が出てくる通り、「ゴールデンゲートブリッジ」ですね。
「金門橋」の名で知られており、サンフランシスコ&アメリカ西海岸の“顔”とも言うべきランドマークです。ゲーム内では、橋脚がツタでおおわれており、橋自体は崩壊しています。それでも、海に浮かぶように立つ緑と赤のコントラストは、存在感抜群です。ちなみに泳いで橋脚まで行き、真下から眺めることもできます。
現実の橋の高さは水面から70メートル近くありますが、ゲーム内でもキッチリ再現されていて、最上部から周囲を眺めることもできます。ただし強敵(鳥型の機械獣)もいて、この高さから落ちるとキャラクターが死んでしまうのは言うまでもありません(滑空できますが、操作ミスをすると……)。