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梅川氏のセクハラのような行為を目撃

 同職は性的なシーンを撮影する際の、俳優と制作側の橋渡し役であると同時に、両者の潜在的な上下関係を絶つ役割を担う。#MeToo以降、本人の意志に背いた撮影の強要が問題視され、俳優の尊厳を守るために導入されたもので、ハリウッドではすでに一般的になっている。「彼女」で水原が自ら提案し、日本で初めて導入が実現した。

 今回、インタビューで初めて明かされたのは、水原が導入に向けて動き出すきっかけとなった、梅川氏のある言動だった。

梅川氏(日本映画テレビプロデューサー協会報より)

「撮影に入る前の食事会のときのことです。梅川氏がほかの出演女優の太ももに触れているのを目撃したのです。セクハラのような行為を目の当たりにして『この人は危険だ』と思いました。以前から、日本にもインティマシー・コーディネーターを導入すべきという思いは頭の片隅にはありましたが、この食事会の後、すぐにネットフリックス側に提案しました」

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