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優香40歳が涙して語った「志村さんしかいない」志村けんが“パートナー選び”に「隠し持っていたオモチャ」――2021年BEST5

2022/05/01

source : 文藝春秋 digital

genre : エンタメ, 芸能, 読書, ライフスタイル, テレビ・ラジオ

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 1992年にいしのが『だいじょうぶだぁ』を降板して以降は一緒にコントをする機会はなくなったが、2012年に「志村けん一座 第7回公演『志村魂~新作「先づ健康」~』」で約20年ぶりの共演を果たしたのは嬉しい驚きだった。翌年の第8回公演『志村魂~[先づ健康]~再び!』でも共演し、その取材会見で志村は第7回への出演をオファーした理由と感想を「お芝居が新しくなったときに女優さんの力が必要で。それで『ようこがいるじゃないか』と思いお願いした。20年ぶりという気はしなかった」と語っている。

「結婚式」を挙げた志村と優香へビデオメッセージの数々

 1999年に現れたのが、『ShimuraX天国』で志村と初共演して、彼の深夜枠レギュラー番組に出演し続けた優香。『変なおじさんTV』では〈変なおじさんの娘〉という名キャラクターの娘を任せられ、『バカ殿』では〈優香姫〉というオリジナル・キャラを与えられて人気に。

優香 ©文藝春秋

『志村通』『志村けんのだいじょうぶだぁⅡ』の運送店、『志村屋です。』の団子屋、『志村軒』のラーメン店、『志村だヨ!』『志村笑!』の喫茶店と、それぞれで志村が演じた社長や店主の妻役で活躍。どれも〈夫婦コント〉というより市井の人々の生活をネタにした〈日常コント〉だが、30歳差という親子級の年齢差がありながらも夫婦役をこなすアンバランスさ、それでも夫婦に見えてしまう不思議なハマり具合、物怖じせずに志村に突っ込みまくる優香のキャラが三位一体となった笑いを楽しませてもらった。

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©文藝春秋

 2008年に『だいじょうぶだぁ』特番のコントとして志村と結婚式を挙げた際には、加藤茶、上島竜兵、中山秀征、島崎和歌子、吉幾三、コロッケらが出席、さまぁ~ずからはビデオでの「おめでとう」コメントが寄せられるなど、コントだとわかっていたがそうとは思えない感覚に陥った。それも相手が優香だったからの効果だろう。