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「遺体は市場で冷凍し、マグロ解体機械でバラした」加害者が供述する衝撃の殺害方法《川口市“遺体なき殺人事件”》――2021年BEST5

「遺体は市場で冷凍し、マグロ解体機械でバラした」加害者が供述する衝撃の殺害方法《川口市“遺体なき殺人事件”》――2021年BEST5

genre : ニュース, 社会

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「密室でスタンガンを当てたり、燃やしたり…」

 伊藤さんは、島田被告と自殺した被疑者の2人との間に金銭トラブルがあったとみられる。

「傷害で逮捕された7人のうち複数名が店内で暴行を加えた後、主犯2人のうち1人が伊藤さんを殺すよう指示し、もう1人が首を絞めたようです」(同前)

 密室での暴行。その詳細を取材していると、犯行グループと近しい関係の人物に話を聞くことができた。その人物によると、伊藤さんが行方不明になった直後から「殺されたらしいという噂が回っていた」という。

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島田被告が住んでいた自宅マンション ©文藝春秋

「そもそも伊藤は島田さんの娘と付き合っていたんです。伊藤は娘名義の携帯を使っていたのですが、その携帯代を支払わず、島田さんがキレたらしいんです。それまでも娘は伊藤との関係を島田さんに相談していたらしく、この件がきっかけで暴行に発展したみたいですね。スタンガンを当てたり、アルコール度数の高い酒をかけて燃やしたりしたみたいですよ」

伊藤さん

マグロ解体機械で遺体を6~8つにバラバラに

 激しい暴行の後、主犯の2名は、傷害罪で逮捕されたほかの5名の男女と共に、伊藤さんの遺体を店外へと運び出した。しかし、いまだ遺体は見つかっていない。

 伊藤さんの遺体はどこへ行ったのか? そうして捜査で明らかになったのが、前述の「市場の冷凍庫で凍らせて、機械でバラバラにした」という残虐な遺棄方法だ。

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