昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2022/05/08

「私が直太朗に小言を言って真剣なムードになっていたら…」

――森山ファミリーはとても仲良しのイメージがありましたが、小木さんが来てさらに結束が強まったということでしょうか。

森山 仲良しといっても家族ですから、いろいろあります。そんなときオギはいつも中立だから和みます。

 以前、私が直太朗に「誠意とか誠実っていうのがどういうことかわかってるの!」みたいな小言を言って真剣なムードになっていたら、オギが「あのー、もうそろそろ、いいですか? あのさ直太朗くん、このなぞなぞの答えわかる?」と入ってきて、2人ともズコーーッ(笑)。

 家族同士だと気持ちを引きずってしまいがちですが、オギは空気をいっぺんに変えてくれる存在です。

 

――そんな心強い小木さんとともに、近年の森山さんを語る上で欠かせない存在が、モノマネタレントの清水ミチコさんかと思います。

森山 みっちゃんはもともと友だちの友だちでした。私のモノマネをしてくれているというので草月会館に観に行ったりして、どんどん仲良くなったんです。

「ざわわ」モノマネは、「森山良子より森山良子に似ている」

――清水ミチコさんの「ざわわ」を、森山さんご自身はどういう風に見ているのでしょうか。

森山 森山良子より森山良子に似ていると思います(笑)。清水みっちゃんの面白いところは、正確になぞるモノマネじゃなくて、デフォルメが絶妙なところと話術。ピアノが上手で、ユーミンの作曲法で新しい曲を作ってしまったり、音楽的にも才能があって。ミュージシャンとしてもものすごく努力しているから、エンターテインメントとして極上ですよね。信頼も尊敬もしています。

 

――モノマネされたことに怒ってNGを出す方もいる中で、清水さんに最大の賛辞を贈る森山さんの懐の深さを感じます。

森山 怒る方、いらっしゃるんですね。でも損しちゃいますよね。あんなに面白い舞台を観られるなんて幸福ですよ。

 だから、嫌だと思ったことなど一度もありません。むしろ、「私などを引っ張り出してくれてありがとう」という気持ちです。

z