美容医療の基本の「き」
美容医療をやってみたいと思ったら、知っておくべき、知っておいた方がいいことをまとめました。 この5つの基本のきを押さえておけば、初めての美容医療も不安がなくなり、怖くありません! Perle Clinicの藤井聡美先生に優しく教えていただきました。
その① 美容クリニックとエステサロンの違い
美しくなるための施設という意味では一緒ですが、美容クリニックは医療行為を行う医療機関なので、施術を行うのは医師免許を持った医師や看護師。 手術も可能で、高出力のレーザーなどの医療機器の使用や、成分濃度の高い薬剤の使用なども許可されているのがエステサロンとの違いです。
エステサロンはエステティシャンが施術を行い、医療行為ではありません。 同意書の有無も違いの一つといえます。 同意書のサインが必要になるのは美容クリニック。 美容医療は保険外治療であり、治療費が高額となるためです。 未成年の場合は親権者の同意も必要になります。
その② 何が違う? 皮膚科と美容皮膚科、形成外科と美容形成外科
皮膚科には湿疹や蕁麻疹、吹き出ものなど皮膚に起こるあらゆる疾患を診る「一般皮膚科」の他に「美容皮膚科」があります。
一般皮膚科では主に皮膚疾患を保険治療で行い、美容皮膚科では美容目的の施術などを保険適用外治療として扱います。 美容皮膚科では状態を的確に判断して根本的な原因から治療をしていくだけでなく、予防的な観点からもメニューを提案してもらえる場合があります。
また、メスを使うのが外科。 中でも保険診療を主体とし、主に体表面の疾患を扱う「形成外科」に対し「美容外科」は美容医学的に正常な状態に施術を行い、原則自費診療。 保険診療上の正式な病名が存在し、それに対応する保険術式が存在するか否かの違いです。