また腐食するとフタが枠から外れやすくなり、上を車が通るとがたついて飛んでしまうこともあるという。
さらに大雨の時には危険性が増す。
三島市下水道課・根本さん:
大雨の時に下水道管に雨水が大量に入ると、その水圧で(老朽化していると)フタが飛んでしまうことも起きます。冠水すると下が見えづらくなり、人が転落したり車が落ちてしまうという問題があります
どのマンホールでどれくらい老朽化が進んでいるのか。「マンホール聖戦」は、その状態を効率的に把握するためのイベントだ。
三島市下水道課・大橋美和さん:
市民の方とITの力を使いまして短時間で多くの写真を撮っていただき、現在のマンホールの状況を知りたいという目的があります
家族で楽しみながら市に協力…市民の参加で効率的に状況把握
イベント初日の3月19日。
小学生の子供がインフラについて学ぶいい機会だと、市内には朝早くから参戦する家族の姿があった。マンホールの写真を投稿すればするほどレベルが上がるという楽しさに、子供たちも夢中だ。
父:
この下を下水が流れている
小学5年生の兄:
(表面の凹凸さわり)けっこう差がある
ゲームのポイントを稼ぐことはもちろん、普段あまり意識しないマンホールをじっくり観察していた。
小学5年生の兄:
マンホールはそんなに気にしたことがないので、このイベントで初めて(じっくり見た)
小学2年生の弟:
何でこんなにいろいろな種類のマンホールがあるのかなと思いました
父:
自分も多少は役に立てるというところがあるので、こういうイベントを通じて少しでも市や将来のインフラに対して役に立てばと思ってます
鈴木桜子記者:
イベント初日にもかかわらず、観光名所・三嶋大社の近くではすでにほとんどのマンホールが撮影済みになっています
次々と集まる市内のマンホール状況の報告。マンホールの状態も、参加者が「さびている」「すり減っている」などの選択肢から選んで投稿する。