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原産は北アフリカだが、半世紀以上前の1964年に愛知県の渥美半島で繁殖が報告されたことから、その名が付いたとされる「アツミゲシ」。強い繁殖力で、本州から九州まで広がっていったとみられている。
街の女性A:
あんまり良くないものなら増えたら困るわね
女性B:
怖いですね。知らずに子供とかが摘んじゃったら、すごい危険ですよね
環境への耐性も強く、名古屋の都市部でも確認されている。愛知県で見つかり、撤去される違法なケシは、年間3万2000本以上にも上る。
ケシでも、植えても良い園芸用のものもあり、オニゲシやポピーは植えても問題ない。
植えていいケシ、悪いケシ…見分け方のポイントは?見つけたらどうする
見分け方のポイントは、葉っぱだ。生え方と、その形を注意して見て欲しい。
違法なケシは、茎を抱きこむように葉っぱが生えている。植えてもいいケシなら、茎を抱き込むような葉っぱはないという。
また、形も、違法なケシの葉っぱはノコギリ状になっていて切れ込みが浅く、植えてもいいケシと比べると一目瞭然だ。
身近なところで自生している可能性があるが、見つけた場合について県の担当者は、「普通の雑草と同じ感じで、抜いて枯れ草として処分していただきたい」と話している。花を触ってしまった場合は雑草を触ったときと同じように、手を洗えば問題ないとのこと。
ただ、自分の所有地でない場合や管理していない場所の場合は、県や最寄りの保健所などに連絡してほしいと説明している。
※写真は愛知県提供
(東海テレビ)