お笑いコンビ・アンガールズの山根良顕がきょう5月27日、46歳の誕生日を迎えた。今年4月からは、在京ラジオ局の文化放送で平日午前の帯番組『おとなりさん』の金曜パーソナリティを務めるなど、最近では個人での活動も目立つ。

 プライベートでは2015年に長女が誕生するのと前後し、妻からInstagramの存在を教えられ、子供の成長記録として始めた。そこで撮られた子育ての様子は、同じ子育て世代の支持を集め、一時フォロワーが20万人を超え、単行本化もされた。イクメンのイメージはすっかり定着し、NHKのEテレの育児番組『すくすく子育て』のMCを3年間務めたほか、一昨年にはチャイルドカウンセラーの資格も取得している。

(左から)山根良顕、田中卓志 ©文藝春秋

子育てをきっかけに「マッチョ宣言」

 娘は大きくなるにともないインスタへの登場は減ったが、山根のつくった夕食の写真がときどきアップされるなど家庭の様子はうかがえる。積極的に家事をするようになったのは、子供が生まれてから、妻に「パパは移動中に携帯見れるでしょ?」とふいに言われ、自由な時間のない母親の大変さに気づいたのがきっかけだという(※1)。

ADVERTISEMENT

 やはり子育てをきっかけに肉体改造も始めた。2019年にパパ活をテーマにYouTubeの公式チャンネル『やまねパパちゃんねる』を開設するにあたり、ガリガリの体型では子供を守れないだろうと“マッチョ宣言”し、筋トレを開始。最初は腕立て伏せも懸垂もできなかったが、トレーナーなどに教わりながら続けるうち筋肉がつき、180センチの身長に対し55キロしかなかった体重も1年で65キロにまで増えた(※2)。

筋トレに励む、アンガールズ山根 (公式YouTubeチャンネル「やまねパパちゃんねる」より)

 アンガールズといえば、相方の田中卓志(身長188センチ)とともにヒョロ長のキャラクターで売ってきただけに、肉体改造して本業に支障がないのかと、ちょっと心配にもなる。ただ、よく考えてみれば、あのキャラクターが定着しているからこそ、筋トレもネタになるのだろう。それに筋肉がついたといっても、見た目はさほど変わらず、コント中にも田中から「大して(自分と)変わらねーよ」とツッコまれていた。

相方・田中との出会い

 相方の田中とは、広島修道大学(田中は広島大学)に在学中、さまざまな大学の学生が集まるいわゆるインカレサークルで出会った。山根が田中に抱いた第一印象は「似とるやつがおる」だったとか(※3)。

 そのサークルは旅行サークルだったが、旅行に行くのは年1回だけ。それにもかかわらず、旅程での行動を話し合うべく頻繁に会議を開くようなサークルだったので、4月には50人近くいた新入生もしだいに違和感を覚えて辞めていき、5月が終わるころには5人前後しか残っていなかったという。