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《帯広“死体遺棄”事件》「朝帰りを心配する声も…」W不倫の高校教師たちが“網走の繁華街”で見せた「夜の顔」

《帯広“死体遺棄”事件》「朝帰りを心配する声も…」W不倫の高校教師たちが“網走の繁華街”で見せた「夜の顔」

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 関係者への取材を進めると徐々に事件の背景がわかってきた。宮田さんの夫の知人が声をひそめる。

片桐容疑者は妻と生まれたばかりの子供の3人家族だった

「宮田さんの夫は『妻が朝帰りすることもある』と心配していたんです。周囲からは仲の良い夫婦に見えていたようですが、本人たちの心の中まではわかりません。下の子供が中学生になって、子育てにも手がかからなくなったところで、飲みにいくなど生活を楽しむ自由な時間もある程度確保できるようになったのではないでしょうか。最近は夫婦ともに思うままに過ごしていたようです」

 片桐容疑者が今春、帯広農業高校に転勤する前まで住んでいた教員住宅の近隣住民はこう話す。

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片桐容疑者が住んでいた教員住宅 ©文藝春秋

「お父さん(片桐容疑者)とお母さん、そして生まれたばかりの小さな女の子の赤ちゃんの3人家族でした。育休中なのでしょうね、お母さんは日中赤ちゃんを抱いて歩いている姿をよく見ましたが、お父さんはあまり見たことがなく、帰りも遅いようでした。野球部のユニフォームを着ていることもあったので、部活で遅くなることも多かったのでしょうが」

怒られて落ち込んでいる生徒を優しくフォローしていた

 片桐容疑者は自らも中学、高校時代に野球部に所属して汗を流し、教員になってからも野球部と関わり続けた。現在の帯広農業高校では野球部の副部長を務めていた。教師になりたてのころの片桐容疑者を知る人物は「片桐先生は不倫をするような人間とは思えない」とした上で、こう話した。

片桐容疑者

「生徒との距離感が近く親しみやすい先生でした。生徒が片桐先生の名前である朱璃をいじって『しゅーさん、しゅーさん』と呼んでも『誰だ~先生って呼ばないのは!』とツッコミをしてくれるような気さくな先生でした。

 厳しい野球部の監督に怒られて落ち込んでいる生徒をケアしてくれるのが片桐先生だった。監督と一緒に責めるようなことはせずに、『怒られていることをちゃんと理解しているかい? 試合でピンチになったとき、そんな顔をしてプレイしていたら周りにも迷惑がかかるんじゃないかな?』と優しくフォローしていたのが印象的です。片桐先生の優しさに救われた人は何人もいると思います」

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