「ぴかぴかのランドクルーザーや高級外車に乗ったいかにもヤクザ風なカップルから、軽ワゴン車に乗ったイケイケな30代の若者カップルまで、40台以上の車が次々とやって来ました。しまいには足立ナンバーの古い中型バスまで入ってきて驚きましたよ。バスからは、食べ物の入ったダンボールや、大人のオモチャらしきものを入れたプラスチックケースを持った老若男女が20人以上ゾロゾロ降りてきて、かなり目立っていました」(近隣住民)
保養施設や貸別荘が点在する静岡県湖西市・浜名湖湖畔の静かな土地で、夜を徹して行われた酒池肉林の大饗宴――。
静岡県警は12日、貸別荘で11~12日にかけて120人規模の乱交パーティーを主催したとして、自称自衛官の田淵照明容疑者(54)と自称看護師の加藤砂恵子容疑者(51)を公然わいせつほう助容疑で現行犯逮捕した。
他にも複数人の前で全裸で抱き合ったとして、客の自称会社経営の男(52)と自称専門学校生の女(34)を逮捕。摘発のきっかけは、5月に警察庁に寄せられた匿名の情報提供だったという。大規模摘発の様子を社会部記者はこう話す。
「客の参加費は男女1組で1万円。主催者がLINEの掲示板で『令和4年浜名湖フェス』と題したオフ会を装って参加者を募り、120人が集まりました。参加者は20代から60代まで幅広く、主婦や不倫カップルも参加していたようです。警察が突入したのは12日の午前3時頃でしたが、既に40人ほどが会場を後にしており、残った80人の大半は乱交とスワッピングで疲弊して眠り込んでいました。部屋には使用済みのコンドームも散乱していたようです」
「裸だったが、陰部は服で隠していた」
警察が現場に踏み込んだのは深夜3時だが、準備は日中から周到になされていたという。
「警察は船をチャーターして、当日の昼から浜名湖の水上で乱交の様子を監視していました。最悪、湖に飛び込んで逃げる人がいる可能性もあるので浮き輪を用意するなど周到に準備した後、一気に警官140人が突入。貸別荘の周囲は保養施設で人目に付きづらく、少なくとも3年前から毎年同じ時期に開催していたようです。逮捕された主催の田淵容疑者は『裸だったが、陰部は服で隠していた』と容疑を否認しています」(同前)
逮捕者の年齢は40~50代が中心。近隣住民によると昨年も、コロナ禍の中100人近い参加者が集まり、海に面した貸別荘1棟を借り上げていたという。今回は、更に隣接する1棟も借り、120人という大規模の乱交パーティーが繰り広げられた。