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「週3でハプバーに通い、週末はホテルの乱交パーティへ」かつての黄金期が去り、“高級風俗”化が進む乱交サークルの実態

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「乱交パーティーは女性は無料のことが多く、開催場所によっては温泉にも入れます。男性客が持ってくる高い酒も飲めて、バスを貸し切るので交通費もかかりません。酒を飲みながら3時間ぐらい温泉につかり、気に入った男の人とセックスするだけ。ヤりたくなければ見ているだけでもOK。乱交つきのお得な温泉旅行という感覚でした」(乱交パーティーの女性常連客)

 静岡県警は12日、貸別荘で120人規模の乱交パーティーを主催したとして、自称自衛官の田淵照明容疑者(54)と自称看護師の加藤砂恵子容疑者(51)を公然わいせつほう助容疑で現行犯逮捕した。他にも複数人の前で、全裸で抱き合ったとして、客の自称会社経営の男(52)と自称専門学校生の女(34)を逮捕した。(全2回の2回目。前編から読む)

120人が集まって乱交パーティーが行われた貸別荘。周囲を林に囲まれ近隣住民からは見えづらい立地になっている ©文藝春秋

ハプニングバーと乱交サークルの“微妙な違い”

 貸別荘が点在する静かな静岡・浜名湖の湖畔で繰り広げられた、酒池肉林の大饗宴。

 今年5月には渋谷の老舗ハプニングバー「眠れる森の美女」の摘発も話題となったが、こうした不特定多数の乱交は、何も最近始まったものではない。乱交パーティーに10年以上通っているという女性常連客が実態を明かす。

「10年くらい前にも、赤坂プリンスホテルや恵比寿の高級ホテルのスイートルームを借り切って、金曜日と土曜日の夜に毎週開催しているグループがいくつかありました。今回の事件の主催者も50代なので、良質なパーティーが多かった“乱交黄金期”を経験した世代でしょう。当時も参加費は1万円程度でしたが、部屋代を払うと主催者はトントンぐらい。客も1品ずつお菓子や酒を持ち寄って、ビジネスというより趣味仲間のパーティという雰囲気でした。

写真はイメージです ©iStock.com

 参加者の客層はハプバーと重なっていて、主催者もハプバーや他のサークルの常連であることが多かった。私自身、最盛期は平日は週3日ハプバーに通い、週末はホテルのパーティーに行っていました。パーティーは朝まで続くので、翌日仕事がない金曜・土曜の夜が多い。男女比は5:5か、やや女性が多いくらいの印象でしたね」

 ハプニングバーと乱交サークルは一見同じような場所に見えるが、双方に参加していた人から見るとかなり性質の違う場所だったという。

「ハプバーは初対面の客が多いため、相手がどういう人間なのか、性的嗜好が合うのかを見極めるのが難しい。店員さんも客同士をくっつけようとするので煩わしいことも多い。その点サークルは固定客が多くて、暴力的な人をブロックするための面接もあって安心でした。ただ、同じ相手とばかりセックスするので飽きるのが難点でしたが……。客同士で恋愛に発展したり結婚する人たちもいましたね」(同前)

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