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「ずっとロシアを撮ってきたけど『まさか』と」「いつもは怖いと感じないが、今回は…」不肖宮嶋61歳、なぜそれでも戦争を撮りに行くのか

岡村靖幸 幸福への道

note

岡村 いままでのルールじゃない。

宮嶋 その恐怖はすごくあります。あと、ロシアが劣勢になれば戦術核を使うんじゃないかとかね。人命を軽んじる国なので本当に怖い。

宮嶋さんの妻(ロシア人)の反応は……

岡村 宮嶋さんの奥さんはロシア人で、奥さんのお母さんがウクライナの方だと聞きました。今回のことはどんなふうに言ってます?

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宮嶋 家内はもうずっと日本で暮らしていて、ロシア在住のロシア人とは別の感覚なんですが、それでも以前は信じてました、プーチンのことを。「まさか、あのプーチンが」と。彼女だって、20代の頃は「プーチンのファンだ」と平気で言ってましたし。

30年以上通う『週刊文春』編集部で。東京拘置所のオウム麻原をどう撮るか、思いついたのはこのテレビ前

岡村 プーチンって、ロシアでは女性にモテるタイプですか?

宮嶋 モテますねえ。まず、酒を飲まない、たばこを吸わない。それだけでもう、ロシアの女性は、「あら、この人真面目ね」と思っちゃう。ただ、インターネットのニュースを見れば、いくらロシア人でも善悪の区別はつく。今のロシアのサイレント・マジョリティは恐らく知ってるはずです。

※続きは発売中の「週刊文春WOMAN vol.14(2022年 夏号)」にて掲載。山口組田岡組長宅を撮影しに行った高校時代から、伝説の右翼活動家・赤尾敏、政治家ハマコーとの出会い、東京拘置所のオウム麻原スクープの撮影秘話、「徴兵制」を巡る2人の議論まで!

みやじましげき/1961年兵庫県生まれ。報道カメラマン。84年日大藝術学部写真学科卒業後、『フライデー』専属カメラマンに。87年にフリーランスとなった後は『週刊文春』を拠点に活躍。渡り歩いた国は推定70カ国、フィルムに収めた国内犯罪者は1000人以上、死刑囚だけで2桁。イラク、コソボなど戦場取材の経験も豊富。

おかむらやすゆき/1965年兵庫県生まれ。音楽家。86年デビュー。作詞・作曲・編曲&プロデュースを手がけたアイナ・ジ・エンドの「私の真心」が発売中。6月20日からは「岡村靖幸 2022 EARLY SUMMERツアー 美貌の彼方」がスタート。

text:Izumi Karashima
photographs:Takuya Sugiyama
hair & make-up:Harumi Masuda(Okamura)

「ずっとロシアを撮ってきたけど『まさか』と」「いつもは怖いと感じないが、今回は…」不肖宮嶋61歳、なぜそれでも戦争を撮りに行くのか

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