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 赤堀さんはいわゆる“モンペ”でもありました。たとえば、赤堀さんのお子さんが先生に注意されることがあったりすると、後日それを聞いた赤堀さんが『うちの子の何が悪いんだ!』と学校に怒鳴り込む。そんなことがしょっちゅうありました。とにかく態度が横柄で、言葉遣いも汚いので極力関わらないようにしていました」

仲の良かった碇、赤堀両容疑者

 碇容疑者が離婚前に住んでいた一軒家にも赤堀容疑者は頻繁に訪れており、家族ぐるみの付き合いをしていたという。だが、「次第に碇さんの様子がおかしくなっていった」と話すのは、碇容疑者の知人女性だ。

碇容疑者も最初は「赤堀さんとあまり絡みたくない」

「最初は碇さんも『赤堀さんとあまり絡みたくない。子供に悪影響かも』と一緒になって愚痴っていたのですが、いつの間に2人は仲良くなったのです。赤堀さんと関わるようになってからだんだん他のママ友とも距離を置くようになり、赤堀さんから言われていたのか、顔を合わせても挨拶をせずに逃げたり、最近ではまったく姿も見かけなくなりました。

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 碇さんはほんわかした雰囲気で、根が優しくていい人なんですけど、どこか流されやすい部分もあった。あまり自分の意思表示をしない方だなと思うこともありました。『詳しくないのに勧められた絵画を買って、夫に怒られてしまった』と話していたこともありました」(同前)

福岡県篠栗町と福岡児童相談所が開いた記者会見(3月3日)©共同通信社

 逮捕後の取り調べに対し碇容疑者は「子供の食事を抜かれることを恐れ、(赤堀に)逆らえなかった」「(赤堀の)洗脳が解けた今、翔ちゃんに申し訳ないことをした」と後悔の念を口にしているという。一方の赤堀容疑者は「食事管理には関わっていない」と容疑を否認している。

 3月7日(日)21時から放送の「文春オンラインTV」では、現地で取材を担当する記者が裏話をふくめて生解説します。

「文春オンライン」では、本事件について情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式」ツイッターのDMまで情報をお寄せ下さい。

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